天然石鑑定士

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天然石鑑定士資格は、天然石に関する基礎知識や、パワーストーンとしてのスピリチュアルな効能を熟知したと認められる資格です。

人の悩みに合わせた天然石を選び、使い方、身に着け方のアドバイスができるセラピストとして活躍できるようになります。

天然石鑑定士資格を生かせる仕事

最近では、仕事や恋愛、健康など、多くのストレスに悩む人が増えています。

それに伴い、深い癒しを求めて、パワースポットなどのスピリチュアルなものへの関心が非常に高まっています。

中でも、アクセサリーとして日常的に身に着けられる天然石は、手軽に癒しの効果が期待できると大きく注目されています。

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そんな天然石の知識や効能を熟知した天然石鑑定士は、これからますます需要の高まる人材と言えるでしょう。

天然石鑑定士資格とは?

天然石鑑定士資格は、天然石を扱う店のスタッフ、天然石を扱う店の開業、天然石鑑定士としての講師活動などで活かせるようになっています。

天然石鑑定士は、天然石の持つスピリチュアルな力を借りて、人の悩みや不安を解消する手助けをします。

この、天然石の持つスピリチュアルな力から、天然石を『パワーストーン』とも呼びます。

仕事、恋愛、健康など、さまざまな悩みに合わせてパワーストーンを選び、アクセサリーとして身に付ける、部屋に置くなど、その人に合ったパワーストーンの活用法についてアドバイスをします。

パワーストーンを扱う店では、パワーストーンに関する幅広い知識が必要とされるため、天然石鑑定士資格があれば、知識保有者として非常に重宝されるでしょう。

また、天然石を扱う店を開業する場合も、天然石鑑定士資格があれば、非常に役立ちます。

偽物チェックは自分でやったほうがいい

天然石を扱う店を開業、運営する場合、卸業者から天然石を仕入れる必要があります。

しかし、仕入れた天然石が万が一偽物だった場合、確実に信用を失ってしまいます。

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そうならないためには、偽物かどうかをしっかりとチェックする必要があります。

自分でチェックできない場合は、鑑別機関で判定をしてもらわなければなりません。

しかし、天然石を扱って商売をするにあたり、仕入れのたびに料金を支払って大量の天然石を判定してもらうことは、現実的とは言えません。

そこで、天然石鑑定士資格の知識があれば、自分で天然石の鑑定ができるようになります。

どの卸業者を選んだとしても、自分で偽物なのかをチェックできるので、天然石を扱う店を開業、運営するにあたり、天然石鑑定士資格の知識は、大変有利と言えるでしょう。

天然石の卸売りもできるようになる

卸売りは、どんな商売でも、いかに良い仕入れをするかが鍵となります。

天然石の卸売りにおいても同じです。天然石鑑定士資格の知識は、天然石の卸売りにおいて、良い仕入れのために非常に役立ちます。

天然石の仕入れ方法

  • 各卸業者のネット販売で購入
  • 各卸業者の直営ショップで購入
  • 各卸業者の参加するミネラルショー等のイベントで購入

天然石の仕入れにおける3つの注意点

①天然石に相場はない

天然石は、産地や石の状態など、さまざまな要因が価格に影響するため、明確な相場というものがありません。よって、卸業者との取引では、買い付けの目と、適格な判断が必要です。

全く天然石の知識がない場合、卸業者の話を信じるほかはないでしょう。

しかし、購入後に仕入れた天然石の値段や質に疑問が生じても、基本的に、返品、交換には応じない卸業者は多いのです。

②天然石の返品・交換はほぼできない

普段、衣料品を店で購入した場合などは、サイズ間違い等の理由があれば返品に応じてもらえます。

しかし、卸業者との取引においては、明らかな商品不良など、卸業者側の完全な落ち度でない限り、返品や交換はしてもらえません。なぜなら、卸業者と仕入れ側の関係はフィフティフィフティであり、店と客という関係とは異なるからです。仕入れは完全な自己責任であり、天然石の良し悪しを見抜けるかどうかは、仕入れ側の責任なのです。

つまり、天然石の仕入れにおいては、天然石の正確な鑑定が明暗を分けるのです。

③卸業者には得意、不得意がある

天然石の卸業者の数は多く、最初はどの卸業者を選んだら良いのか悩むでしょう。
直接卸業者に出向いて仕入れる場合も、卸業者のネット販売を利用して仕入れる場合も、いくつかの卸業者から仕入れてみることが大切です。

どの卸業者も、「うちの天然石は、どれも一級品で低価格」というような謳い文句を掲げているでしょうが、そんなことはありません。高品質なローズクォーツを安く仕入れるルートを持っている卸業者もいれば、高品質なラピスラズリを安く仕入れるルートを持っている卸業者もいます。

このような卸業者の得意不得意を見分けるにはやはり、正確な鑑定が重要になります。
上手に卸業者を使い分けて、質の良い天然石を低価格で仕入れることができれば、卸売りで利益をあげることは難しくないでしょう。

天然石鑑定士資格で稼げる金額

天然石を扱うストーンショップ等でスタッフとして働く場合は、賃金等が明確に定められています。

しかし、講師活動や天然石を扱う店の開業をした場合、どれくらいの利益があるのか全く分からないため、おおよその目安でも知っておきたいところでしょう。

講師活動の場合

カルチャースクールや、自宅で講師活動をする場合、講座の料金をいくらに設定するかですが、多くの場合、講座1回につき1万円前後を設定することが多いようです。

殆どの天然石を扱う講座では、天然石を使ったアクセサリーのハンドメイド企画をしていたり、天然石そのものを参加者へのお土産にしていたりしますが、この料金を別に設定するか、込みで設定するかでも利益は変わってきます。

講座で使用するテキストなど、いくらかの経費はかかりますが、オンラインや自宅を利用することで初期投資もいらず、魅力的な講座の内容で集客が見込めると、大きな利益が得られるでしょう。

講師活動の場合

天然石の店を開業した場合

天然石を扱う店の開業をする場合は、どのような形態でするかで、初期投資の金額は変わってきます。

自宅かテナントか、ネット販売のみにするかなど。

いずれの場合も、集客が鍵となります。

販売による利益ですが、最も需要が多いとされる、アクセサリーを例に説明します。

1000円のブレスレットが1個売れた場合の例
商品天然石仕入れ値(原価)
その他材料費等必要経費
売値(利益)  純利益 ※儲け
(必要経費を差し引いた金額)
ブレスレット300円1000円700円

ただ、天然石を仕入れると、何割かは状態の良くないものが混ざります。

その場合、以下の表のように、天然石1個あたりの原価が上がってしまいます。

100個2000円で仕入れた場合
天然石1個あたりの原価
不良品がない場合20円
20個の不良品があった場合25円
40個の不良品があった場合33円(1円以下切り捨て)

天然石の原価が上がれば利益は下がります。

しかし、状態の良くない天然石は、低価格設定のアクセサリーキットを販売して、その中に入れるなどの工夫をすることで、原価が下がることが防がれ、利益を確保できます。

天然石鑑定士資格があれば、天然石を扱う仕事で活躍できるようになり、開業してからは自分の工夫次第で利益を上げられることがお分かりいただけたと思います。

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