カラーアドバイザー資格取得後は建築関係やインテリア関係など幅広い場所で活躍できることから、近年注目されています。
この記事では、カラーアドバイザー資格取得で身に付けられる学習内容を詳しくまとめています。
より詳細な内容は資格公式サイトをご確認ください。
売れない商品のREデザインのために
なにか商品を売りたい!と考えた時に最重要となるのが「商品の色」です。
「売れる商品」と「売れない商品」の違いは長年研究されており、「商品のカラーリングの違い」によって商品の売れ行きが大きく変わることが科学的根拠に基づいた研究で示されています。
「売れる商品」の主な特徴として以下の特徴が挙げられています。
- 色に統一性がある
- 使う色を3色以内に抑える
- 同色系で揃える
- 色のトーンを抑える
この特徴を押さえることによって、商品との調和がとれ、よりお客様の目にも留まるようになり、手に取ってもらえる可能性も大きく上がります。
反対に、このポイントがひとつも押さえられていない商品は「売れない商品」になる可能性が大きく上がります。
ではどんな色を使ったら良いの?という疑問が出てくるとは思いますが、それは商品によって異なります。
そこを理解し、適切な提案をしていくことがカラーアドバイザーの役割のひとつです。
いまいち人気が出ないお店の印象を変えるために
世の中には、出される食べ物はとても美味しいのに、イマひとつ客数も増えず流行らない…といったお店がいくつも存在しています。
そんなお店を改善するための一つの手法として、カラーアドバイザーの提案があります。
お店側にとっては「入ってもらえるような雰囲気のお店づくり」ということを常に意識して運営していかなければ、集客につながりません。
お店自体は綺麗な色合いを使っているのに、なかなかお客様に入ってもらえていないとなると、もしかするとそのお店の色合いが他店と比較して、入りづらい雰囲気を作ってしまっているかもしれません。
例えば、お客様がお店に入りづらい要因としてこのような声が多くあります。
- 高そう
- 価格帯がわからない
- 清潔感がなさそう
- 常連客で出来上がってそう
- 店内の雰囲気が分からない
この特徴が一つでも当てはまると「入りづらいお店」としての可能性が高くなってしまいます。
そこで、周りの環境やお店で大事にしている価値観やテイストを理解した上で、お店に適切な色合いを提案し、集客力の上がるお店作りを作っていくのが、カラーアドバイザーの役割です。
よりお客様の目を引ける色合いはなにか?
お客様が入りたくなるような店になるための色合いは何なのか?
このようなことを提案していくのも、カラーアドバイザーの役割のひとつです。
売れて欲しい商品のパッケージを変えるために
例えば、「コカ・コーラ」という商品。今では世界的に有名な飲み物になっています。
その理由の一つにパッケージデザインのシンプルさがあります。
数ある炭酸飲料の中でも普通のコカ・コーラは、ただ社名のロゴが描かれているだけで、主な色合いも赤と白のシンプルな色合いを継続しているため、お客様の目にも良く留まるようになっています。
商品パッケージをいくらお洒落にしたからといって、必ずしも売れるとは限りません。
重要なのはお客様の目に留まるような色合いが使われているかということなので、いつまでもシンプルで分かりやすいデザインを使っているコカ・コーラは、人気が続いているのだと言えるでしょう。
そういった「売れるパッケージ」にするために、どういった色合いをしたら良いのか?ということを、商品ごとに提案していくことも、カラーアドバイザーの役割です。
部屋に合う雑貨や食器を提案するために
また、カラーアドバイザーの役割として、インテリア関係の提案もあります。
インテリアを選ぶ際に重要なのが、お部屋に合ったカラーコーディネートです。
どのカラーを選ぶかによって、お部屋の雰囲気はガラリと変わります。
例えば、カラーの組み合わせは部屋のイメージを決定づけます。
また、各カラーをどれだけ用いるかという配色比率も重要になってきます。
この比率がぐちゃぐちゃになってしまうと、お部屋がきれいに見えにくくなってしまいます。
カラー配色の黄金比率は70:25:5と言われています。配色で最も比率が高い色を「ベースカラー(基調色)」、次に比率を占める色を「アソートカラー(従属色)」と言い、最後に「アクセントカラー(強調色)」を決めて、組み合わせのバランスの良いお部屋を提案していきます。
<黄金比率の例>
ベースカラー(基調色) 70 | アソートカラー(従属色) 25 | アクセントカラー(強調色) 5 |
そうならないためにも、カラーアドバイザーは各お部屋の雰囲気に合った提案をしていきます。
カラーアドバイザー資格 試験概要
カラーアドバイザー資格は日本デザインプランナー協会が主催しており、在宅受験が認められています。
カラーアドバイザー資格の主な学習方法としては、次のものがあります。
- テキストを熟読する
- 普段の生活で色のコーディネートに意識を向けてみる
テキストを読むだけでなく、実際生活の場で色に関して意識してみると、学びが深くなるでしょう。
当記事では、カラーアドバイザー資格についてまとめていきました。
カラーアドバイザー資格を取得することによって、色に対する知識が深まり、様々な場所でカラーコーディネート提案が出来ます。
当記事を参考に、カラーアドバイザー資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。