チャイルド心理カウンセラーは、子どもの人格形成などに関わる知識と、適切なアドバイスを行うための知識があることを証明する資格です。
当記事では、子供心理カウンセラー資格の学習内容を掘り下げてご紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい方は、ぜひ資格公式サイトもご覧ください。
イライラを最小限にする育児もできるかも
0歳児の「魔の3週間」「魔の3か月」「魔の6か月」から始まり、1歳半~3歳頃の「イヤイヤ期」、8~10歳頃の「ギャングエイジ」、12~15歳頃の「反抗期」……など、育児には、節目節目で親がイライラしてしまうポイントがやってきます。
しかし、親もイライラしていると疲れるばかりで、何より子どもが巣立つ前の貴重な時期を、子どもと楽しく過ごせないのは、とてももったいないものと言えるでしょう。
子育てのイライラを発散するための方法はたくさんありますが、それと並行して、根本的にイライラしない方法を探るのも重要です。
そこでおすすめしたいのが、「チャイルド心理カウンセラー資格」。
胎児、乳児、幼児、学童、思春期……といった段階に応じた、子どもの心理に関する知識があり、カウンセリングができると認定される資格です。
この資格の取得をめざす中で、親が“やっかい”だと思っている子どもの行動の理由がわかるので、ストレスを最小限に抑えられるでしょう。
次章から、チャイルド心理カウンセラー資格の学習内容についてご紹介します。
理解できないと大人もイライラ育児をしてしまう
めまぐるしい成長を見せる子どもですが、心はまだ子どものまま。
大人扱いをする部分はあっても、全て大人と一緒というわけにはいきません。
体の成長と心の成長は一緒に考えられないのです。
そのため、大人は子どもの心理を知ることが求められます。
子どもの心理を理解しないまま接していると、子どもも大人もフラストレーションがたまり、お互いにピリピリとした時間を過ごさなくてはいけません。
子どもの成長パターンには一定の傾向があるので、それぞれの月齢や年齢で何ができるのか、何を新しく理解するのか、をあらかじめ知ることによって、子育てで悩むことを減らせられます。
例として、「魔の3週目」の赤ちゃんと「イヤイヤ期」幼児の心理と、それをふまえた対策をご紹介します。
生後3週目の赤ちゃんの心理
魔の3週目と呼ばれる時期の赤ちゃんは、何をしても泣き止まないことも多く、大人を悩ませがちです。
この時期の赤ちゃんがよく泣く理由は、諸説ありますが、赤ちゃんがお腹から外の世界に出てきたのだと認識するため。知らない世界にいることが不安で泣いていると考えられています。
生後3週目の赤ちゃんへの対策
不安感から泣くため、とにかく安心させてあげることがポイントです。
おくるみやバスタオルに包むと、胎内で丸まっていた頃を思い出して、安心してくれるとされます。
また、お腹の中の環境に似ている音楽などを流すのも1つの手です。
イヤイヤ期の心理
イヤイヤ期は、自由に歩いたり、言葉で自分の感情を表現したりできる頃に起こります。
身の回りのことはまだまだ完璧にはできない頃ですが、「自分は何でもできるんだ」という自尊心が生まれる時期なので、それが「やってみたい」「でもできない」という葛藤につながっています。
イヤイヤ期の対策
この時期は、親もイライラしてしまいがちですが、頭ごなしに「ダメ!」「いい加減にしなさい!」「できないって言ってるでしょ!」などと叱るのは、できるだけ避けましょう。子どもが余計に反発するだけであり、子どもの意欲を削ぐことにもつながります。
そんな時は親も落ち着いて、できることはなるべく子どもにやらせてあげましょう。時間がかかってしまうかもしれませんが、結果的に早くイヤイヤが収まるでしょう。
このように、大人が子どもの心理を学ぶことは、子育てのしやすさにも直結します。
知識を得ることで防げるイライラは防いで、もっとストレスフリーに子育てを楽しみましょう。
思春期前に学んでおけば周囲も対応しやすい
また、親や周囲の大人が対応に困る思春期も、事前に学ぶことによって、対策がスムーズになります。
思春期の心理
思春期は、親と距離を置き、自分自身で考え、行動しようとしている時期です。
親に依存していた頃から、自立する頃に差し掛かったということ。
自分自身のしたいようにしたいが、その反面、親には関心を持っていてほしいという、ある意味で矛盾した心理状態になっています。その内面の葛藤が、反抗というかたちで現れるのです。
対策
基本的に親をモデルとしながら自分で考え行動するため、時に間違っていたりすることもあります。
しかし、その時も強く出たり、「だから言ったのに」などと自尊心を削ぐような言葉をかけたりするのはNG。
イヤイヤ期と同様、さらなる反発を招いたり、自尊心を傷つけたりしてしまうことになります。
この頃は、必要以上に干渉しないのがベターです。
しかし、子どもが頼ってきた時は、親身にアドバイスをするようにしてください。そうすることで自尊心も育てられます。
学習塾や託児所でも習得すべきスキル
チャイルド心理カウンセラー資格の学習内容は、子育て中の人だけでなく、学習塾や託児所で働く人も習得しておきたいスキルです。
子どもの心理を知ることで、一人ひとりの気持ちや行動にしっかりと寄り添えるでしょう。子ども同士がケンカをした時にも、スムーズに仲裁ができるはずです。
チャイルド心理カウンセラー資格を通して学べることは、子育て中の人や、プレママ・プレパパ、子どもと関わる仕事に就きたい人にとって、とても有意義です。
子どもとより良い関係性を構築するために、ぜひチャイルド心理カウンセラー資格を検討してくださいね。