アスリート栄養食インストラクターとは、アスリートに関する栄養食の知識が十分にあり、アスリート栄養食インストラクターとして活躍できるレベルに達していると認定される資格です。
アスリートにとって食事は非常に大きな意味を持っています。
通常に生活している人とは、違っている箇所が多くあるので、アスリート栄養食インストラクターの資格はスポーツ科学のより深い部分を学んでいきます。
より詳しい詳細は公式サイトをご覧ください。
マラソンや駅伝ランナー向けの栄養補助も
マラソンや駅伝ランナーは、他のアスリート以上に食事に気を付ける必要があります。
その他の競技でも必要な栄養素は違います。
- 自転車・陸上系の選手に欠かせない栄養とは
- 野球やサッカーの選手に必要な食事と栄養
- 運動量や筋力に合わせて食事を変えるべし
アスリート栄養食インストラクターはそれぞれの競技選手に相応しい栄養を知り、食事を提案していきます。
1つずつ見ていきましょう。
自転車・陸上系の選手に欠かせない栄養とは
自転車、陸上選手に必要な栄養素とは何なのでしょうか。
どちらも持久力が求められる競技ですが、アスリート栄養食インストラクターの資格で得た知識によって、ベストな食生活へと導けるでしょう。
基本的に摂りたいのはタンパク質ですが、それ以外ではどんな栄養素を摂るのが望ましいのでしょうか?
糖質
糖質と聞くと、あまり摂ってはいけないものというイメージがあります。
しかし、自転車や陸上をしている方にはある程度必要です。
理由は激しい運動で脳や筋肉に栄養素が行き渡らなくなり、競技を続けられなくなる恐れがあるからです。
ハンガーノックといわれる栄養失調状態になってしまうのです。
そうならない為には、意識して糖質をとるのが必須。
- ご飯、麺類、パン
- バナナ
- 甘いもの
これらから糖質を補いましょう。
ご飯は玄米にしても良いです。
ビタミン類
ビタミンはスポーツに必要な筋肉には直接関わりはありません。
しかし、バランス良く摂って頂きたい栄養素です。
ビタミンB1は筋肉の疲労回復効果を促進します。自転車や陸上競技は筋肉の負荷が重いので、ビタミンB1で早く回復するのが望ましいです。
ビタミンCに美肌効果があるのは有名です。自転車や陸上など屋外でするスポーツは、紫外線の影響を受けます。
肌への負担を軽減するだけではなく、ビタミンCにはストレスを和らげる働きがあります。
競技で疲れた心身を回復できるので、野菜やフルーツも積極的に摂りたいものです。
野球やサッカーの選手に必要な食事と栄養
野球やサッカーはどんな栄養素を摂るのが良いのでしょうか。
空腹で練習をしない
野球やサッカーは、日頃のトレーニングがものを言います。
そこで注意したいのが、空腹のまま練習をしないこと。
理由は筋肉の発達が思うように進まないからです。
練習間際にはゼリー飲料などを、1時間以上あるときは、おにぎりやパンを食べておくのがベスト。
アスリート栄養食インストラクターは、食事と練習の関係にも配慮しなくてはなりません。
ベストな状態で、日々の練習が行える状態を作るのが肝心。
練習後にも注意点があります。それは空腹状態のまま長時間居ない事。
食べられるのであれば、すぐに食事をするのが望ましいものであり、そうではなかったらゼリー飲料を胃に入れておきましょう。
炭水化物
炭水化物はスポーツをしない方ならば控えたいもの。
しかし、野球やサッカーをしている方には積極的に摂って頂きたいのです。
炭水化物は即エネルギーとなるので、日々のトレーニングや試合でのパワーの源となります。
3食のご飯をしっかり食べるのはもちろんですが、間食でも補給したいもの。
レモンのはちみつ漬けが定番ですが、これでも糖質と炭水化物が補えます。
乾燥キノコにも炭水化物が含まれているので、おススメです。
運動量や筋力に合わせて食事を変えるべし
それぞれの競技の運動量、その人の筋肉量、性別や体質を考慮した食事は、アスリート栄養食インストラクターの基本です。
同じ競技でも個々で必要な栄養量は違います。
どんな部分に注意したらよいのでしょうか。
運動量が多い方
今まさにスポーツをしている真最中な方に対しては、エネルギーとなるものを多く摂る食事がおススメです。
よく朝食は食べない方がいますが、それは問題外。
3食しっかりと摂って、エネルギー補給をしなくてはなりません。
しかし、運動量がとても多い方は3食だけではエネルギーが足りません。
そこで注目したのが間食、おやつです。
おやつと聞くと体に悪いとイメージしがちですが、健康的なおやつを提案するのがアスリート栄養食インストラクターの腕の見せ所です。
なぜ食事がここまで重要視されるのか
アスリートや選手は毎日トレーニングで筋肉を酷使しています。
これも本番で100%に近いパフォーマンスをするためです。
食事からのエネルギー補給が正しくないと、これらのトレーニングの効果が半減してしまいます。
運動によって筋肉はダメージを受けるので、それをエネルギーで修復しないと次に繋がらないのです。
その役割を担っているのが、アスリート栄養食インストラクター。
アスリートや選手にとっての土台作りを行うので、食事は深くスポーツに関わりがあるのです。