ベビーフードインストラクターの資格は、心身ともに健やかに育むための幼児食を提案して、指導できる知識を体系的に習得できる内容です。
ベビーフードインストラクターの知識を深めることによって、幼児の体格や体質、運動量により食事量を考えた献立を作れるようになります。
今回はベビーフードインストラクターの資格習得について詳しくご紹介したいと思います。
年齢ごとに異なる子どもの食べる量
生まれたての赤ちゃんの食事は、母親の母乳・ミルクなどの流動食を経て、離乳食の初期、中期、後期、完了期と変わります。
生後5~6ヶ月から始める離乳食は、月齢により食べる量も異なります。
離乳食進め方目安
離乳食段階と月齢 | 区別と食べる量の目安 |
---|---|
離乳食初期5~6ヶ月頃 | ゴックン期・1日1回 |
離乳食中期7~8ヶ月頃 | モグモグ期・1日2回 |
離乳食後期9~11ヶ月頃 | カミカミ期・1日3回 |
離乳食完了期12ヶ月頃 | パクパク期・1日3回 |
このように月齢によって食事の量も変わってきます。
離乳食で大事なことは?
離乳食では以下のことに気をつけましょう。
- 薄味にして素材の味を生かす。
- 歯の成長段階に合わせた柔らかさにする。
- 脂質は控える。
- 栄養バランスの良い食事にする。
ベビーフードインストラクターの知識が役立ちます
お子さまが離乳食をスタートする時に、スムーズに離乳食の段階が進めずに…中には悩んでしまうお母さまもいます。
そんな時、ベビーフードインストラクターの資格を保有することで不安はなくなります。
お子さまの今の成長段階に合わせた食に関する知識が身につくので、安心して離乳食を進めていけるでしょう。
季節ごとの献立についての知識も深まるので、彩りの良い栄養バランスを考慮した食事が作れるようになります。
体格や運動量で変わる摂取量
ポチャッとした体系の赤ちゃんも、一人で歩けるようになると運動量はどんどん増えて、体系もスリムになってきます。
次第に赤ちゃん体型から幼児の体型に変化します。
体格や体質、運動量に応じて食事の量も変わります。
1食あたりのご飯の目安
1~2歳児 | ごはん 80~90グラム |
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3~4歳児 | ごはん 100~110グラム |
5~6歳児 | ごはん 120~130グラム |
上記の量はあくまでも目安なので、成長段階に合わせて与えてくださいね。
おやつの食べすぎ予防で困らないために
おやつをお子さまの好きなだけ与えてしまい、ご飯の時間にお腹が空いていないなんてことはありませんか?
おやつの重要性は?
幼児の胃は小さくて消化機能も未発達なので、三度の食事のみでは十分な栄養が取れません。
そこで「第四の食事」であるおやつで栄養を補います。
- 幼児に与えるおやつは「捕食」として考えます。
- 食事で不足しがちな食品を用意してあげてください。
- 乳製品、豆類、旬の果物などが理想的です。
おやつはお子さまにとっては楽しく、心と体が満たされる大切な時間です。
ぜひ工夫して与えてあげてくださいね。
食事までにお腹が空いてしまったら?
お子さまが食事まで待てない時は、何を与えるべきなのでしょうか?
そんな時に、お菓子を与えてはいけません。
小さなおにぎりや、ふかし芋、チーズ、ヨーグルトなどが理想的です。
偏食と上手に付き合っていくために
食事の際に、お子さまの好き嫌いで悩んでいませんか?
ニンジンやピーマンが嫌いで食べられないなどなら、大人でもありますね。
しかし、極端な好き嫌いは偏食と考えて改善が必要です。
好き嫌いがひどく、特定のものしか食べないのは偏食です。
お子さまの偏食どうする?
以下のような偏食は今後の成長にも影響しかねません。
- 野菜は全て嫌いで食べられない。
- 炭水化物だけしか食べない。
- お菓子ばかり食べる。
食事内容を工夫して偏食の改善をしましょう。
偏食がもたらす影響
偏食がもたらすお子さまへの影響は多々あります。
以下のようなものがあります。
- 風邪をひきやすい虚弱体質。
- 疲れやすい。
- 便秘をしがち。
- 栄養不足は学力にも影響します。
栄養バランスの整った食事をしないと虚弱体質になってしまいます。
大きくなったら「無気力でやる気のない子」に成長してしまいます。
子どもが偏食なる原因は?
子どもが偏食になる理由は何でしょうか?
- お子さまの食事内容が歯の成長段階に合っていない。
- 食感が好きでなく食べられない場合も…調理方法の工夫が必要となります。
- お子さまの好物ばかり与えていませんか?
ベビーフードインストラクターの資格を習得しよう
ベビーフードインストラクターでは、エネルギーとなるもの、身体を作るもの、身体の調子を整えるものという子どもの成長に必要な栄養の知識が身につきます。
幼児期の食習慣は重要とされるため、ベビーフードインストラクターで習得した知識は食育にとても役立てられるものです。
食育に必要な様々な知識は、この資格でさらに深められるようになっています。
身体と心を健やかに成長させるためのサポートをしましょう。
ベビーフードインストラクターはここまで見てきたように魅力がたくさんあります!資格を取得して、子供の元気をサポートしましょう!