姿勢コーディネーターは、正しい姿勢、姿勢が身体に与える影響や姿勢改善の方法の知識を持ち、実際に姿勢矯正を指導できる人に与えられる資格です。
姿勢コーディネーターの資格を持っていると、姿勢コーディネーターはもちろん、幅広く他の仕事にも生かせるようになります。
この記事では、姿勢コーディネーターの仕事と、資格を持っていると役に立つ仕事をご紹介します。
姿勢コーディネーター資格を生かせる仕事
姿勢コーディネーターは、姿勢に関する知識を持ち、姿勢矯正の方法を実践できる人に与えられる資格です。
最近姿勢が悪い人が増えています。
スマホの普及や、デスクワーク中心の労働環境が姿勢の悪さを助長しているようです。
姿勢が悪いと、腰痛や頭痛の原因になるほか、内臓への負担、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。
姿勢を正し、改善ができる姿勢コーディネーターは重宝される存在となります。姿勢コーディネーターの資格を持っていると他の仕事にも生かせます。
姿勢コーディネーター資格を生かせる仕事は、以下の4つです。
- ジムインストラクター
- カルチャースクール講師
- ヨガ教室
- ピラティス教室
①ジムインストラクター
ジムインストラクターとして働いている方は、姿勢コーディネーターの資格をジムの指導の場面で生かすことができます。
ジムでトレーニングをしている方の多くは健康そうに見えながら、実は姿勢が歪んでいる方が多くいます。
厳しいトレーニングを積むほど、知らずに傾いている身体のバランスが原因で、姿勢が歪んでしまうのです。
そのような相手に対し、姿勢矯正をしながらトレーニングへのアドバイスを行うと、身体に無理な負担をかけずに鍛えられるので、違和感のある腰痛などが立ちどころになくなります。
ジムインストラクターの仕事に深みを持たせたい方には、姿勢コーディネーターの知識はベターな選択肢です。
②カルチャースクール講師
姿勢コーディネーターの資格を取得すると、カルチャースクールで講師として、姿勢矯正の講座を開けます。
姿勢コーディネーターを目指す方はもちろん、日々の腰痛などに悩まれる方に寄り添いながら姿勢矯正を教えていきます。
③ヨガ教室
④ピラティス教室
についても、具体的に見ていきます。
ヨガ教室で一緒に姿勢矯正もできる
ヨガ教室は、「調和」「統一」「バランス」を保ち、心と体が健康を維持できるサポートをします。
ヨガ教室は激しい運動をせずに、呼吸のような静的な動作から身体を鍛えていきます。
ヨガの精神は姿勢にも通ずるところがあり、ヨガの効果をより高くするために姿勢コーディネーターの知識が役に立ちます。
ヨガ教室では、ヨガを実践することが中心で、生活習慣へのアドバイス等はあまり行われません。日常の習慣としてヨガを取り入れる方法について、少しアドバイスできる程度でしょう。
そこで、姿勢コーディネーターの資格を持っていると、ヨガとは別の「姿勢」という観点から、日常生活へのアドバイスが可能になります。
姿勢を正す歩き方、食事中の姿勢、睡眠時の姿勢、どれをとってもヨガの知識だけではアドバイスに至りません。
ヨガ教室の中で、こうした日常生活のちょっとした場面から健康を作っていける姿勢矯正の知識は、大変ありがたいものとなります。
ピラティス教室で運動と一緒に体幹を強く
ヨガ教室と同様にピラティス教室でも姿勢コーディネーターは役に立ちます。
ピラティスは、ヨガ教室よりは動的な内容となります。
基本はヨガと同じく「バランスを保つこと」です。ここでも姿勢を正しく保つことは役に立ちます。
基本はヨガと同じく「バランスを保つこと」です。ここでも姿勢を正しく保つことは役に立ちます。
ピラティスでは同じ体勢を持続的にゆっくりと取り、体幹を鍛えます。体幹を鍛えるのは姿勢矯正と互いに影響しあいます。
体幹を鍛えると同時に姿勢も正されるので、より強いバランスをもった身体を作れます。
ただし、やはり日常的にできるちょっとした姿勢矯正のアドバイスがあると、ピラティスの運動と相乗効果が期待できます。
姿勢コーディネーターの強みは日常生活のちょっとしたことから相手の姿勢を変えていけるという点です。
ヨガやピラティスはあくまで教室の講座が必要ですが、姿勢コーディネーターの知識は、隙間時間でも実践できます。
ピラティスの講座の中に姿勢の講座を取り入れると、女性には大変喜ばれるでしょう。
姿勢コーディネーター資格で稼げる金額
姿勢コーディネーター資格で稼げる金額は、姿勢コーディネーターだけで稼ごうとすると、200万~300万円程度です。
これは、日本にまだ姿勢の重要性が広く浸透していないため、姿勢矯正だけの教室の需要が見込めないためです。
しかし姿勢コーディネーターの知識を使いながら、ヨガ教室やピラティス教室を開く、というのであれば、話は変わります。
どちらも人気の教室になると年収400万円以上も現実的な収入となります。
ただしどちらも知名度の高い教室にする必要があるので、ヨガ・ピラティスの知識も広くつける必要があります。
姿勢コーディネーターの資格を取る場合は、余裕があれば他の資格と合わせて取ることで、より高い年収を期待できるでしょう。